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March 29, 2005

新日本紀行ふたたび

 45gsさんのトラックバックで初めて知ったのですが、NHKの春の番組改編で「新日本紀行」が復活するらしい!題して「新日本紀行ふたたび」です。NHKのウェブサイトでは以下のように報告されています。

新日本紀行ふたたび
(4月9日土曜から毎週土曜・総合・午後10時20分~11時00分)
 昭和38年から始まった「新日本紀行」。NHKの看板番組として郷愁を誘うテーマ音楽にのせ高度成長期の日本の風土、その土地に根づいた人々の人生を記録し続けてきた。この番組は昭和57年まで19年間、800本近い(793本)放送を重ね貴重な映像記録としてNHKアーカイブスに保管されている。新番組「新日本紀行ふたたび」はかつて取材した土地を再び訪れ、思い出の主人公や番組の舞台となった場所を訪ね、当時のフィルムと新たに撮影した映像を重ね合わせることで日本の変貌を見つめる新しい形のアーカイブス番組。カメラが収めた「日本」はどのような姿になっているのだろうか。忘れかけていた古き良き日本と心を呼び戻す紀行風ドキュメント番組である。

企画は面白い。是非そういう風に観てみたかった。かの富田勲氏の名曲はカバーに使われるのだろうか?

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March 26, 2005

十番ご近所会、3周年

 僕が麻布十番に移り住んだのは1999年。2002年にはオフィスを白金に。そこから麻布十番にオフィスを移転し職住近接を実現したのは2003年。移り住んですぐの1999年にウェブサイトでご近所さんをネットワークする試みTOKYO Neighboringプロジェクトを開始。ウェブの掲示板で和やかに語り合っていた十数名がラッキー酒場で感動&緊張の対面をしたのが、2002年の3月13日。異常なまでに盛り上がり、すっかり仲良くなったご近所さんたち。その後、十番界隈での宴会、納涼祭りで遊んだりしながら、楽しく過ごさせていただきました。改めてご近所さんたちに感謝。
 そんなご近所プロジェクトも26日土曜日には3周年ということで、軽くパーティを実施。ご近所さんそれぞれがお酒やフードを持ちよってポトラックパーティ。またまた十名ほど集合。ワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごしました。それにしても、お料理上手のご近所さんやら、お取り寄せ大好きの方やら、お酒好きの方やら、何やら、多士済々。いつもながら、面白い人たち。かくいう僕は途中で寝てしまい、後ですっかり妻に叱られてしまいました。ごめんなさい。皆さま、失敬です。(苦笑)今後ともどうぞよろしく。

●お取り寄せのピクルスたち
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●春野菜たち
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●美味しそうな生春巻きたち
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March 25, 2005

み、見たい。。。

 ロイターのウェブサイトでふと目が留まった。2足歩行する小型のタコが見つかったんだって。この文章がまた秀逸。読んでも全然分かんないんだけど、滅茶苦茶、実物を見てみたくなる。ココナツタコと藻タコ。おまえら何色なのよ、一体。(笑)

タコが2足歩行=米・インドネシア研究チームが発見
2005年 03月 25日 金曜日 13:16 JST

 [ワシントン 24日 ロイター] 米カリフォルニア大学バークレー校とインドネシアの北スラウェシにある大学の研究チームが24日、インド洋に生息する2種類の小型のタコが2足歩行をすることが分かった、と報告した。
 残りの6本の足は捕食者の目を欺くのに使われるという。

 2足歩行するタコは、6本の足を体に巻き付けてココナツのように丸くなって歩く小さなリンゴ大のココナツタコと、足を海藻状になびかせながら歩くクルミ大の藻タコ。

 2足歩行には硬い骨と骨格筋が必要と考えられていたが、タコはそのどちらも持たず、今回の発見はこの考え方に疑問を呈するものとなった。

 歩行の様子はビデオ収録されたという。研究結果は、25日付の科学誌サイエンスに掲載される。

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March 22, 2005

丹下健三氏、死去。

 高名な建築家、丹下健三氏が22日港区の自宅で死去。享年91歳。僕のような建築の素人でも名前を知っている、数少ない建築家。都庁やフジテレビ本社などの建築作品は個人的には嫌い。何だか小さな昆虫の巣のような趣が嫌い。ル・コルビュジェに傾倒し、建築家を志したとオフィシャルサイトにある。でもコルビュジェの作品とは大きく違うその作風。作品はともかく、ウェブサイトにある氏自身のものと思われる言葉は素敵だ。

「何もなかった日本が豊かな国に成長するという激しい時代に、よくめぐり合ったものだという気持はあります。かなり恵まれた道を歩いたと思いますが、やりがいのある仕事をやらせていただけて、ありがたく感謝の気持です。これからもやりたいことは多くあります。前にやったものとおなじものをつくろうとは思いませんから、一つひとつ前のものを踏み台にして上がっていくのが、面白いんです。」

こういう感謝とか謙虚な気持ちをずっと持ち続けていたのだとしたら、素晴らしい巨匠だったと思う。やはり人間の営みや歴史への畏怖や敬意を持って仕事をしている人が好きだ。日本を代表する建築の巨匠に合掌。

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March 20, 2005

ALPINA B7

B7 今回の3連休はなかなか刺激的だった。憧れのスピーカーノーチラスを保有する羨ましい親友ご一家が東京へということでお食事やお買い物をお手伝い。まずは彼がオーダーを入れているというBMW ALPINA B7の現行モデルを青山のニコルで試乗。僕ではちょっと場違いかな、と思いつつショールームに足を入れる。既にご家族は到着済み。ALPINAはBMWのラインで生産されたクルマをチューニングするため、納車まで1年近くかかるみたい。彼のオーダーはこの春のジュネーブショーで登場したマイナーチェンジ版。彼はデザインも見ないで注文していることになる。スゴイな、やっぱり。(笑)
 早速B7の試乗に同行させてもらった。(もちろん、僕は運転してません。笑)BMWの7シリーズに乗ったのも初めてなのに、いきなりアルピナですから。でも内装はアルピナ仕様のレザーシートを除き、ほとんど現行7シリーズと同じだそう。運転フィーリングも彼に言わせるとノーマルとほとんど変わらないそうである。(コメントはすべて伝聞推量形にて失礼します)街で見かけると「デカイなあ」と思わせる7シリーズであるが、乗った印象ではあまり大きさを感じさせない。いずれにせよ、なかなか特殊な買い物である。貴重な体験をさせていただきました。
 実はこの試乗に先立ち、あまりにもBMWのことを知らないのも面白くないだろうと芝浦のヤナセで何台か試乗をさせてもらった。芝浦のヤナセはメルセデスだけではなく、アウディもBMWも扱っている、ということはあまり知られていない。つまり試乗させてもらうにはピッタリなのだ。BMW525iを皮切りに、320i、318iを試し、アウディはTTクーペ3.2quatroDSGを。525iはアクセルレスポンスもブレーキもAFSもあまりに軽く、少し拍子抜け。楽すぎてむしろメルセデスよりもトヨタ的かも、などと思う。一方の320iは非常に楽しめる。Cクラスよりもずっとリニアな感覚。W203は昨年夏のマイナーチェンジでかなり刺激的に若返ったが、やはりモッサリした側面は残っている。320iにはそれがない。なるほどこれがBMWの魅力な訳か、と納得。ハンドリングはCが3をコピーしたと思われるため、かなり似たフィーリングだ。318iは6気筒のリニアな印象がやや薄まり、敢えて言えば普通。バルブトロニック技術が喧伝されてはいるが、乗った印象では驚かされるほど魅力的とは言いがたい。
 アウディTT3.2はもっと直裁的なスポーツカーとして演出されている。音もそうだし、足回りのセッティングも硬い。ドッシリガッシリとした重厚感のある乗り味。インテリアもストイックで戦車みたい。レインボーブリッジを経由してお台場でUターンしたが、メカニカルな魅力は非常に高い。特にDSGによるシフトショックのほとんどないギアチェンジと硬い足回り、正確なハンドリング。ちょっと音の大きいリニアモーターカーのようだった。
 ALPINA B7を体験し、改めてクルマにおけるスポーツとスポーティの違いを考えた。僕の中の基準ではアウディTT3.2はスポーツの域に入っており、BMWはALPINAと言えどもコンセプト・スポーティなクルマだ。そしてこのコンセプトの受容性は近年高まっていて、メルセデスもそれを意識しなければならなくなっている。しかしこの領域では依然BMWに一日の長があるようだ。クルマのマーケティングは面白い。環境負荷が問題にされ、文化的価値や文化人類学的価値がクローズアップされるにつれ、更にクルマを売るための戦略は面白くなるだろうな。ビジネスマンとしてもクルマ好きの個人としても興味の尽きないところです。(笑)
 さてその後、サンローゼ赤坂のヴァレンティノと青山のベルルッティを経由して、妻のジュエリーサロンで一息。その後、夕食はラディソン都ホテル東京の中華「四川」へ。ここは陳健民氏の流れを汲む、四川料理の名店である。四川飯店よりもずっとお洒落なのでこうした会食の際はとても良いお店。いろいろと美味しい食事をいただき、最後は麻婆豆腐と陳麻婆豆腐を両方試して満足。しかし内容の濃い、いっぱい考えさせられる一日でした。友人とその家族はご満足だったかな。

●ニコルオートモビル青山ショールーム
港区赤坂7-1-15/03-3478-3511/月休

●ベルルッティ
港区南青山1-1-1/03-5775-3451/無休

●中華四川
港区白金台1-1-50/0120-95-6662/無休

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March 17, 2005

ガリ・ベルティーニ、死去。

 2005年3月17日テルアビブにて、指揮者ガリ・ベルティーニが死去。東京都交響楽団とのマーラーチクルスで、僕は5番と9番を聴いたことがある非常に高レベルの演奏だった。思えばマーラーの9番を初めて聴いたのは、若杉弘指揮のケルン放送交響楽団。おそらく1983年。僕は高校3年生だったと記憶する。音楽を聴いて落涙する、という自分に気付いた最初の経験だった。その後、若杉弘氏さんは東京都交響楽団で精力的な演奏を続け、その流れにガリ・ベルティーニやエリアフ・インバルが登場してきた。ガリ・ベルティーニの演奏は、僕の印象ではカッチリとした厳格なものでショルティと重なる。他方、若杉弘の演奏はフンワリと柔らかな印象だ。インバルはもっと分析的。僕の中ではピエール・ブーレーズのアプローチに近い演奏だ。
 ガリ・ベルティーニは気骨の人だったらしい。ケルン放送交響楽団の音楽監督就任時のエピソードはこちら。「10年以内にベルリンフィルに追いつき追い越す」と宣言したという。享年77歳。まだまだやりたいことがあっただろう。しかしマーラーを愛したマエストロに感謝したい。合掌。

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March 15, 2005

旬香亭グリル・デ・メルカド

grilllogo ホワイトデーの食事ということで、六本木アークヒルズはエグゼクティブタワー1Fの「旬香亭グリル・デ・メルカド」に行って参りました。まだ若いシェフ、山田チカラさんは高名なスペインは「エルブリ」の厨房に立った2人の日本人のひとり。さて、どんなお料理が出てくるのか、と期待して訪れました。アークのエグゼクティブタワーはちょい分かりづらいところにあります。ちょうどサントリーホールの真裏辺り。KIHACHIのパティスリーの並びです。「エルブリ」譲りの個性的なお料理を楽しみに訪れた僕らをまず迎えたのは、エントランス横の猫。まさに招き猫状態ですが、おそらくお婆さん猫。ちんまりと座ってお客さんを迎えています。聞くとお店の猫ではないらしい。エグゼクティブタワーの住民や付近の人たちが餌付けして、居座っている猫ちゃんでした。その名もエグゼちゃん。さすがエグゼクティブタワーの住民、やることが粋だね。(笑)
 ドアを開けてビックリ。何と、ホール係は麻布十番のNOODLESで店長してた瀬戸さんじゃあーりませんか!ビックリ。何でも山田シェフとお友達だったとか。お料理の前に大きなサプライズです。そして肝心のお料理は、アペリティフのベリーニからデザートまで全26品。多いよ、マジで。悠々と3時間のディナーになりました。お奨めのスペインはChiviteの赤ワインは薫り高く、素晴らしかったですね。お料理は何しろイッパイ出てくるので楽しい。しかし印象に残るか、もう一度行くかとなるとどうかな。エンタ性の高いお店ですから、TPO次第で使いようがあると思いました。

今日のメニュー
「カクテル」
→ベリーニ
「ピンチョス」
→タラマサラダ/プルポ ガリエガ/イチボのタルタル/カニコロッケ/梅肉ポークのリエット/目光のエスカベーチェ/海老のアヒージョ
「タパス」
→生ハム&メロン/蛸のラビオリ/スケット/厚岸カキのカレー/カリフラワーのクスクス/くもこのコロッケ/フォアグラと空豆のカタルーニャ風
「プラトス」
→フォアグラとコンソメ/サワラと香草マスタード/イベリコ豚骨付きバラ肉のキャラメリゼ
「デザート」
→人参のアイレとオレンジヴェルモット/ランスタンドゲラン
「プチフール」
→ホワイトチョコのムース/テュイル/タタンスティック/ロッシェ/カボチャの種のシナモン風味/チュロスピペット/こぼれないカプチーノ

●旬香亭グリル・ド・メルカド
港区赤坂1-14-5/03-3586-6508/月休

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March 12, 2005

クレソン

 連日の水戸行き。しかし行程の半分でまだ「つくば」ですもの。「つくば」なんて軽井沢くらい離れていると思ってました、僕。そんなこんなで時間もなく、まったく不案内な土地で昨日の夕食はロイヤルホスト。実は先日の藤沢行きでも立ち寄りました。その際には、あまりに久しぶりでファミレスがどんなところか忘れていてオーダーの仕方が分かんなかったり。(笑)水戸2日目の今日は流石にロイヤルホストは避けたいということで事前にネットで検索。これが結構見つからなくて困ったのです。公共系のエリアポータルではグルメ情報はほぼ皆無。ようやく探し当てたのが「mitoぐるめ情報」というサイト。このサイトをパラパラと見ていき、どうやら評判の良さそうなお店でかつ分かりやすい場所にあるのをチェック。
 結果飛び込んだのはダイニングキッチン「クレソン」というお店。鉄板で焼くステーキとオムライスなどを提供している洋食屋さんでした。東京は麻布価格に慣れている僕らにはビックリのお値段。ステーキとオムライスの盛り合わせにサラダとコーヒーで¥2,000でした。オムライスは「チキンライス+ドミグラスソース」か「ドライカレー+カレーソース」から選べる趣向。ご主人一人でテーブル4席とカウンターを総て捌いています。手際の良さは見事なもの。お味もあっさり素朴な洋食で好感が持てました。しかしボリュームがスゴイ。「mitoぐるめ情報」のウェブでは、オムライスの量が少ないとか、値段が高いとかのコメントもチラホラ。すごいなあ、水戸の人々のお腹は。(笑)お値段も随分とオトクと思いますよ、水戸のみなさま。ローカルグルメもいいもんだ。もし麻布ご近所の方々も水戸で食事する際には是非。(なかなか無いかも知れないけれど)

●ダイニングキッチン クレソン
水戸市城南1-7-2/029-231-9003/休不明

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March 11, 2005

チェリビダッケのブルックナー

bruckner7 週末は水戸へ。いつもながら妻の展示会開催中。大船、藤沢、鎌倉と来たけど、水戸ってどのくらい遠いのだろう。結論、かなり遠い。成田までの倍、都心から120km。約2時間の所要時間だ。水戸と言えば、納豆、水戸黄門。偕楽園で梅でも見ようかな、などと思っていたが春雨でそれも叶わず。楽しみは往復の車の中で聴く音楽のみ。長い道程に相応しいのはやはり巨大な構造物ブルックナーのシンフォニーだ。持ち込んだのは、セルジュ・チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団でシンフォニーの7番。セルジュ・チェリビダッケは変人として名高い昔気質の巨匠。フルトベングラーのベルリンフィル後継者の座をカラヤンと争った大指揮者だ。残念ながらこの争いには敗れたチェリビダッケ。このことにより2人は音楽への態度においても対極へ分かれていく。精力的なレコーディングで名声を獲得していくカラヤン。一方、レコーディングを否定し、徹底的にライブ演奏にこだわったチェリビダッケ。2人は犬猿の仲と言ってもよく、チェリビダッケのインタビューで有名な一言がこれ。カラヤンの演奏をよく言わないチェリビダッケに対してインタビュアーが「カラヤンは世界的に有名ですが?」と語りかけた。チェリビダッケはこう答えたと言う。「コカ・コーラだってそうさ。」
 当時中学生だった(たぶん・笑)僕はこのエピソードを読んでこの人が結構好きだと思った。何で読んだのか思い出せないのだが。しかし何しろライブを録音させない幻の巨匠。NHK-FMで数回オンエアを聴いたことがある程度だった。1990年にミュンヘンフィルと来日した際、僕はブルックナーの7番を聴きにオーチャードホールへ向かった。ホールが鳴るというのはこういうことなのか。ブルックナーの音楽はこういうものだったのか。チェリビダッケはもうかなりヨボヨボに近かったのだがまだ立って指揮をすることができた。しかしこの一人の男性がこの夜の空間と時間を完全に支配して、聴衆の心を奪って見せた。素晴らしい演奏だった。カーテンコールは延々と続き、オーケストラがステージから姿を消しても聴衆は帰らなかった。聴衆に応え、ステージ横に姿を見せるチェリビダッケ。その表情は満足しきっているように見えた。
 彼の死後、遺族の意向でCDが発売されはじめた。いずれも高い評価を得ている演奏。しかし何故だろう。頑なに録音を拒み、ライブ演奏にこだわり続けたチェリビダッケの録音はやはり僕の心に迫らないのだ。考えすぎかな。でも7番の演奏なら、カール・ベームがウィーンフィルと録音した70年代の演奏がいい。僕のチェリビダッケ体験はミュンヘンフィルとの一夜だけ。でもそれでいい。

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March 08, 2005

ECW パナールM8

IMG_1284 今年4月のバーゼルフェアに向けて僕の会社でコミュニケーション計画を担当したE.C.W(European Company Watch)“PANHARD”のミディアムサイズをとうとう購入しました。担当する商品は何かの縁があるものですから、なるべく自分の手元に置くようにしています。今回は妻からの久々の(笑)プレゼント。妻に感謝です。まだまだマイナーなこの時計。しかし、非常に魅力的な時計なのです。その魅力を列記してみましょう。まずはフランク・ミュラー率いるウォッチランドで製作されている、ということ。更に昨年12月に亡くなった故ロベルト・カルロッティ氏のプロデュースが利いたイタリアらしいセンスが香る時計である、ということ。故R.カルロッティ氏と言えばフランク・ミュラーを世に出した立役者の一人。時代の目利きとして名高い人です。加えて、デザインの魅力。ステンレスブロックから削りだしたモノブロックケースの存在感は普通じゃありません。また通常、時計というものは「時」を可視化するわけですから「情報デザイン」の一種と言えますよね。どんな時計もある程度以上この「時のデザイン」というコンセプトに縛られているわけです。このパナールが面白いのは、「情報デザイン」としての時計というよりも「純粋に腕に置くモノとして何がカッコいいか」という意識で作られたデザインである、というところです。「情報デザイン」の縛りから軽やかに離れているところが僕にとって最大の魅力。こういう自由な発想って大好き。文字盤のちょっとシルキーなブルーや厚手の革ストラップもいい感じ。カラーやデザインのバリエーションも多い、パネライとは一味違ったイタリア時計。今、ちょっとしたマイブームです。(笑)

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March 07, 2005

珍竹林

 妻が藤沢の某百貨店で催事ということでスタッフを乗せ3人で藤沢へ。18:30過ぎに東京を出て19:40くらいには藤沢着。ホテルへのチェックインを済ませ「さあ、どうする?」との視線がこちらに。(笑)藤沢での食事なんて久しぶり。記憶の糸を手繰る。以前、僕が横浜に住んでいたとき、藤沢の友人と数回食事をしたことがある、あのお店。何だっけ?地物の青魚とか、すごく美味しかったよなあ。早速、博報堂に勤める友人に電話。そう、チンチクリン!記憶がさぁーっと蘇った。でも場所は蘇らず。(笑)友人の説明を頼りに歩く。見つからなかったら大変。妻とスタッフに叱られちゃう。見つけた!そうそう、珍竹林。雑居ビル地下の小さなお店だ。月曜日ということもあり、幸運にもカウンターに座れる。地物のシコイワシ、シメサバでスタート。ウマイ!フローズン状の氷が入る生ビールもウマイ。納豆のバター焼きやら、秋茄子の豚バラ巻きやら、マグロのちょい炙りやら、旨そうなメニューをどんどん平らげる。最後に干し海老やジャコの入った焼き飯を。3人で満腹。で御代に吃驚。旨い。安い。幸せ。最高の一軒だ。記憶の底から引き上げた名店によって、ちょっと株の上がった僕であった。Y君、ありがとう。(笑)

●珍竹林
藤沢市南藤沢23/0466-26-6678/不定休

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March 06, 2005

TWO HANDS

twohands 先月後半から体調イマイチ。騙し騙し来たけれど、先々週末の徹夜と先週前半のデプスインタビューラッシュでとうとうダウン。かなりヘロヘロな数日を過ごしていた。熱はたいしたこともなく、インフルエンザではなかったようだが、何分考えるのが仕事ということもあり、事実上開店休業状態。しかたなくiPodを慰みにゴロゴロしていた。弦楽やら声楽やらピアノやらの体と頭に優しい音楽を詰め込み、呆然とベッドに横になっていると不思議にまどろむ。夢なのか分からないが、この数週間の時間がモザイクみたいに順不同でやってくる。2月最後の週末には愛知県の安城市で開業しているお医者さんで高校時代の親友のお宅を訪ねた。彼は僕にクラシックの愉しさを教えてくれた一人。オーディオの世界も教えてもらった。その彼は自宅にB&Wノーチラスという素晴らしいスピーカーセットを置いている。完全受注生産の名機。お値段も吃驚もの。しかしまだエイジング中だというその音を聞いて吃驚。素晴らしい音場感。ピアノの場所だけでなくその存在感が、ヴォーカルの背の高さが口の大きさがまるで分かるようだ。うーん、素晴らしい。欲しい。でもちょっと高価すぎ。(笑)オーディオの世界は底なし沼だからなあ、と現在逡巡中。でも今よりは良い環境にしたいな、そのうち。
 ノーチラスで聴いたCDのうち特に印象に残ったのはやはりレオン・フライシャーの復活演奏“TWO HANDS”だった。60年代に活躍していたピアニスト、レオン・フライシャーは難病で右手の自由を失い、以来、指揮者として活動していた。その彼が医療の進歩と懸命なリハビリにより40年ぶりに「両手で」ピアノを弾くことができたのだ。1曲目はJ.S.Bach「主よ、人の望みの喜びよ」だ。ペダルをたっぷりと踏み、奏でるすべての音を愛でるような演奏。演奏の喜び、音楽の喜び、音の喜び。それらが溢れている。僕が持っているほかの演奏のいずれとも違う。バッハがこれほどに浪漫的に響くとは驚きだった。体が健常で、健康であること。その素晴らしさ。有難さ。音楽を通じてそんな思いを強くすることもあるのだ。

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March 05, 2005

ラ・ファランドール

僕が体調イマイチだったせいで
最近美味しいものを食べていないと妻がオカンムリ。(笑)
ようやく僕も味が分かるように回復してきたので、
随分前から気になっていた六本木のフレンチ
「ラ・ファランドール」へ行ってみた。

住所は六本木7丁目。
場所は六本木トンネルに近い路地に面している。
十数席の小さなレストランだ。
デコールはフランスの田舎風。
センスが特別良いわけでも豪華なわけでもない。
暖房はあまり効いておらず今回のような寒い日は結構冷える。
メートルの男性に頼むとすぐ膝掛けを出してくれた。

この店のスペシャリテをオーダー。
アミューズに続きホタテとオマールのゼリー寄せ、
団扇海老と菜の花のグラタン仕立て、
次いでフォアグラの茶碗蒸しなめこ添え。
妻はフォアグラの茶碗蒸しにノックアウトされた模様。
たしかに軽く、しかし味わい深く、非常に印象に残るお料理だ。
メインは黒ソイのソテー、松坂牛のグリル。
さすがにお腹一杯になっていたのだが、
牛のグリルはあまりにも美味しかった。
(少し残したのが悔やまれる)
デザートはローズマリー風味のブラマンジェ。
これも非常に美味しかった。総じて、料理は素晴らしい。
一皿のポーションは少なめでいろいろ楽しめるのも嬉しい。
凝った料理ではないし、比較的アッサリとした味付けだが印象に残る。
ただハウスワインの赤(ブルゴーニュルージュ)は雑味が多く
料理とのバランスが悪い気がした。プチフールもイマイチかな。
またメートルの接客はやや淡白で会話の楽しさには程遠い。
まだ若いシェフとスタッフだと聞く。これからの発展に期待したい。

●ラ・ファランドール
港区六本木7-19-1コーヨーハイツ1F/03-3479-0056/火休

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